この先の「2番底」は「買い場」になるのか。
(午前0時の更新です)
昨日の日経平均は大幅続落。
朝方はまだ下げ渋っていましたが、
後場に入って売りが売りを呼ぶように、
大幅に崩落していくこととなりました。
政府・中銀による「過剰流動性」と、
投資家達による「群衆心理」の両方が、
「コロナバブル」をもたらしましたが、
新型コロナの「第2波」への懸念や、
内外情勢が不安定になっていることが、
市場参加者にも強く意識されてきており、
「バブル」は崩れ始めてしまっています。
今後、「過剰流動性」が下落の速度を遅らせ、
何度か押し戻すという局面があったとしても、
次第に「2番底」の懸念が台頭して可能性が、
かなりの程度、考えられるということは、
前号メルマガ(第321号:6月14日)の中で、
具体的なシナリオとともに述べたところです。
通常なら「2番底」は「買い場」となるため、
腕まくりして待つ人も多いはずですが、
「コロナショック」の様々な特殊事情により、
過去のセオリーが全く通用しないような、
大きな環境変化が起きかねないことも、
前号メルマガで詳しく指摘しました。
米中だけでなく日本の政界も深奥部で、
大きく潮目が変わりつつもあるために、
夏を通じて政治・経済の景色全体が、
大きく変化する危険性も指摘されます。
いずれにせよ今回の下げ局面にあたっては、
日々の上げ下げといったこと以上に、
市場をめぐる中長期的なトレンドについても、
しっかり「頭の体操」が必要といえますので、
そのつもりで相場を注視すべきと思われます。
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