変わる「風」向きと日経平均株価。
昨日の日経平均は大幅続伸。
米国のメキシコへの関税「見送り」が、
やはり「良い材料」として認識され、
日本市場でも素直に歓迎されました。
また、米国の「利下げ」観測については、
日銀の黒田総裁が海外メディアに向けて、
大規模追加緩和の可能性を示唆して、
為替相場を牽制したこともあり、
「円高」の動きがストップしたことも、
日経平均を上昇させる要因かもしれません。
ただ、21000円ラインを回復し、
例の株価位置を回復した後に、
力強く続伸するかどうかは留保が必要です。
前号メルマガ(第268号:6月9日)では、
永田町の「乱気流」に触れましたが、
実際、政界の雰囲気が先週までとは、
まるで違ったものになっていることは、
昨日の参議院決算委員会をみても、
よくわかるところだといえます。
例の「2000万円貯金問題」について、
政府・与党側は「火消し」に追われました。
「鬼門」である「年金問題」の再発を警戒し、
防戦一方に追い込まれている状況ですが、
夏の国政選挙に向けて描いてきた戦略は、
大きく目算が狂ってきたのは確かです。
前号メルマガでも詳しく指摘したように、
世界情勢の先行きが不透明という事情に加え、
「消費増税延期(停止)」の「大玉」が、
出せなくなりつつある現状もあって、
夏以降のシナリオが大きく変わることは、
よく注意してみておく必要があります。
大きく風向きが変わりつつありますが、
今後の総理の最終的な「決断」を受けて、
日経平均がどちらに向かって動くのか。
神経を研ぎ澄ますべき局面は続きます。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第267号:6月2日発行、第268号:6月9日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】 「AI時代」と「百年の富」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す