せっかく23000円を超える勢いだったのに、

いくつもの小さな「冷や水」に見舞われて、

しばらく25000円近辺でぐずついた先週でしたが、

金曜日の夜にようやく安心材料が出ました。

急転直下、米国の税制改革案で調整がまとまり、

年内に成立する公算が立ったというニュースです。

ようやく米国から「追い風」が吹きました。

金曜の日経先物ナイトはこれを受けて、

ちょうどいい頃合いの株価位置まで戻しています。

いよいよ「年末相場」に突入しますが、

懸念されていた「不安」がひとつ消え、

「年末波乱」の可能性がそれだけ低下したぶん、

今週は日経平均の値動きが軽くなると思われます。

無論、減税案がある程度、織り込まれていたからこそ、

今年の米国市場の急上昇があったわけですので、

しばらく、米国市場が「材料出尽くし」となり、

米国株が調整局面に入るようであれば、

日経平均の上昇もそれだけ鈍るかもしれませんが、

基本的に「不安」という「重石」が消えたことで、

上昇圧力が働くと考えるのが自然かと思われます。

また、他の「不安」がまだ残っていますから、

どこまで上昇するかはそれらがどの程度、

「重石」となって日経平均を押さえるかによります。

前号メルマガ(第191号:12月17日)で指摘した通り、

毎年、この時期はちょっと「読みづらい事情」があり、

日経平均を上にも下にも不安定にするものです。

とりあえずは為替の動向が気がかりですし、

「地政学リスク」がクローズアップされたら、

相場が攪乱される恐れは常につきまといます。

「地政学リスク」は「後ろ倒し」の兆候はありますが、

緊張が低下する気配も兆しもありません。

またロシア疑惑などに起因する、

米国の「政治リスク」もまだ消えたわけでもなく、

軍事的緊張は中東でも高止まりしたまま、

いつ破裂するかわからないことも確かです。

さて、どう動くか。

来年にかけての見通しは、決して暗くないだけに、

良い形で年を終えることができるかどうか、

今週の値動きには要注目、といったところです。

★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ

※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第189号:12月3日、第190号:12月10日、第191号:12月17日)が届きます。

【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】


人気ブログランキング

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村

FC2Blog Ranking

全投資家必見!衝撃のメルマガ申込みはこちらから

※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】  アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】  霞が関の予言「日本未来設計図」  【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】  「AI時代」と「百年の富」

※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。

※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。

あわせて読みたい関連記事