「21000円の攻防」とその後のカレンダー。
昨日の日経平均は小さく反落。
為替が1ドル110円という「適温圏内」に、
一時的にタッチする「追い風」もあり、
日経平均は21000円にトライしましたが、
少し手前で押し返されてしまい、
前日比ではマイナスになって引けました。
前号メルマガ(第250号:2月3日)でも、
ここが難所であると指摘してきた通り、
そう簡単には突破できませんでした。
もっとも、米国株の大きな上昇と、
「適温圏内」近くの為替という、
久々の好条件が揃っている上に、
まだ売り崩される悪材料も、
出ているわけではありませんから、
21000円の攻防をしのぎ切って、
その上を目指すだけの相場環境は、
まだ残されている状況といえます。
懸念された通常国会のほうも、
政権側の答弁内容はともかくとして、
たんたんと補正予算の審議は進み、
日程を順調にこなしつつもあり、
国内事情による相場の攪乱は、
ひとまず遠ざかっている状況です。
次に鍵になるのは本予算の日程ですが、
どのあたりが要注意になりそうかは、
次号メルマガ(第251号:2月10日)で分析します。
一方、米中、米朝、そして英欧と、
日本以外の主要国の外交関係のほうは、
次々と重要日程が入りつつあり、
要人、関係者のコメントも多くなり、
今月中にめまぐるしく動くのは必至です。
特に来週以降のカレンダーのなかに、
ひやりとしたり、やきもきしたりで、
重要な日程がいくつかありますので、
現在の相場環境からは変化しそうです。
今週の「21000円の攻防」の行く末を見極め、
こちらも次号メルマガで今後の展望を分析します。
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