為替への「口先介入」と株式市場の今後。
昨日の日経平均も続落。
週末の植田日銀総裁の記事に、
為替相場が敏感に反応して、
一気に「円高」に降れており、
株価の方も下落が続きました。
今回の植田発言の趣旨は、
基本的に従来と同じですが、
「口先介入」の効果はあり、
週明けの為替市場の反応が、
ちょっと激しくなったことで、
株式市場も不安定になりました。
ただ、株価位置の方をみると、
まだアク抜けの段階ではあり、
このまま下に走るのではなく、
再上昇する可能性も残すことは、
前号メルマガ(第490号:9月10日)で、
確認している通りであります。
当局による「玉」への期待や、
米国株が上昇に転じるなど、
期待を維持する材料もあり、
いったん下落した日本株が、
また買われていくのかどうか、
誰が買っているのかの点が、
決定的に重要になるところです。
株式相場の「秋の攻防」は、
駆け引きや心理戦の様相を呈し、
どちらに転んでいくかによって、
どのシナリオが前面に出るかが、
決ってくるとみられるところです。
特に今日はきちんと下げ止まり、
反発の圧力が出るかどうかを、
よく見極めたいところです。
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