海外の「小康状態」。国内の「政治休戦」。
(午前0時の更新です)
昨日の日経平均も大幅続伸。
先週金曜からの買い戻しが継続し、
22000円ラインをクリアしました。
米中の「貿易戦争」で新しい措置が出ず、
中国市場も落ち着きを取り戻したことで、
日経平均を売る勢いはだいぶ削がれています。
依然として波乱の種は尽きないところですし、
いつ破裂するかわからないのが悩みの種ですが、
海外でも波風穏やかな状況が続くのであれば、
日経平均の先行きはだいぶ明るくなります。
とりあえず7月6日に対中関税が実施され、
両国とも相手の出方をうかがっていることが、
なんとなく小康状態をもたらしているようです。
また、国内政局は国会の最終盤の空気が、
「平成30年7月豪雨」の衝撃によって、
ガラリと変わりつつあることは要注目です。
参議院を主戦場として2つの重要法案をめぐり、
ギリギリの際どい「駆け引き」が続いていましたが、
週明けに判明した豪雨被害はあまりにも衝撃的でした。
死者・行方不明者200人超という大災害を前に、
与野党の双方から「政治休戦」の話が浮上しています。
安倍総理は11日からの外交日程を取りやめて、
しばらく災害対策に専念することを決断しました。
また、政府に災害対策に専念してもらうべく、
立憲民主党も政府の足を引っ張らないと決めました。
参議院の定数改正(?)をめぐる採決は、
今日以降に持ち越されることになりますが、
日程的に総理の外遊中止で余裕が生じる上に、
国会が空転する恐れも大いに低下するのであれば、
「綱渡り」の危険を冒すこともなくなります。
来週までこれが継続するかは不明ですが、
当面、野党の不信任案が考えづらいのは、
政府・与党にとって有り難いことといえます。
野党の日程闘争を警戒しての「綱渡り」を、
しなくて済むのであれば随分、楽になります。
こうしたことも昨日の日経平均を、
22000円台に乗せた要因かと思われます。
今日は先述の参院定数の改正案をめぐり、
今後の国会日程がはっきりしそうですし、
与野党双方がどういう戦術を採用するかにより、
今国会の「出口」の在り方は定まってきます。
「7月相場」に光明が差してくるかどうか、
よく注意して見極めたいと思います。
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