来週は「勝負の一週間」か。
昨日の日経平均は続落。
前夜の米国株の大幅下落を引きずり、
寄り付き直後には21243.38円までと、
大きく下落する展開となりましたが、
前日比339.74円安で下げ渋りに転じ、
中国市場の持ち直しもあって、
引けにかけては大きく下落幅を縮めました。
前号メルマガ(第240号:11月18日)で指摘した、
「例の株価水準」が試されたわけですが、
とりあえずはここで跳ね返した格好です。
政府・日銀も株価防衛に出動したと思われますし、
実際、ここで待ち伏せ買いをした投資家も多く、
個人の「押し目買い」もそれなりに入った模様です。
内外ともに諸情勢は定まりませんが、
欧州域内で懸念が燻り続けるものの、
米中、日米、日ロ、日中といった大国の間で、
大きな枠組みがまさに形成されていますし、
安倍政権は火だるま状態の臨時国会を乗り切るべく、
「驚くような手段」に打って出る模様です。
詳細は次号メルマガ(第240号:11月25日)で述べますが、
これらの努力によって程度、状況が固まってくれば、
市場コンセンサスもまた再形成されて、
一定の落ち着きを取り戻す可能性はあります。
いずれにせよ、来週の政治・外交日程は、
安倍政権にとっても日経平均にとっても、
「勝負の一週間」になるかもしれません。
外交面でも内政面でも、
ギリギリまで判断に困る材料が目白押しですし、
ゴーン会長逮捕が永田町にもたらす影響なども、
リアルタイムで政治・経済を揺さぶっており、
吉凶いずれに作用するか予断を許しません。
何が相場を動かす要因かを今一度、整理し、
次号メルマガで今後の展望を分析する予定です。
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