来週は今年前半のクライマックス。
昨日の日経平均は続伸。
前々日の「米中首脳会談」という材料と、
FOMC通過後の安心感による米国株高が、
日経平均にも波及して上昇が続きました。
ただ、米国の「利下げ」を前提として、
かなり急速に「円高」が進んでしまい、
そのぶん、上昇圧力が削がれています。
前号メルマガ(第269号:6月16日)で書いた通り、
日銀は「円高」に対し様々に牽制球を送っており、
若干、追加緩和の余地も生まれているようですが、
しかし、実際にやるのは博打的な要素も濃く、
事実、現時点ではまだ口先だけの牽制です。
今後、市場は「円高」を試しにかかるでしょうが、
政府・日銀の対応に限界が見えるようならば、
大きな動きになりかねず、要注意といえます。
また、国会のほうは緊迫模様です。
不信任案、問責決議案、解任動議をぶつけ合い、
与野党が激突するのは会期末の恒例行事ですが、
いくら以前のような「風」が止んだとはいえ、
今国会は最後まで「解散」の芽が残り続けるため、
夏以降の政局をめぐって緊迫しています。
今日は財務大臣と予算委員長の案件処理ですが、
来週初めからもっと大きな攻防になると思われ、
最後の最後にサプライズ的な突風が吹くことも、
まだまだ否定され切ったわけではないとして、
与野党双方とも警戒して週をまたぎます。
来週はまたG20と多数の首脳会談という、
今年前半のクライマックスともいえる、
超重要イベントが控えており、
市場の話題や材料が目白押しというなか、
総理は最終「決断」を迫られるのです。
国内政局でのサプライズがあるかどうかは、
夏以降の日経平均の展望にも直結しますので、
次号メルマガ(第270号:6月23日)で詳述します。
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