「激動の秋」になるか。
じわりじわりと上昇した先週でしたが、
前号メルマガ（第227号：8月26日）で確認した通り、
「株価位置」ではほぼ「凪」の状態であり、
特に強気に傾いてきたとはいえませんでした。
すでに十分、「安い」といえる状況ですから、
新たに悪材料が飛び出してこない限り、
この水準を下回るのは考えづらいのは確かです。
しかし、積極的に強気に転じていけるほど、
状況が改善してきたわけでもありません。
中国やトルコをはじめとする「貿易戦争」も、
また中東や東アジアの「地政学リスク」も、
「相手の出方待ち」という「様子見」の段階で、
「次の一手」によっては破滅的なことに、
発展するのではないかとの疑念も尽きません。
これらの大半がトランプ政権によるもので、
米国の国内事情に振り回されているわけですが、
そのトランプ氏個人に大激震が発生しており、
良きにつけ、悪しきにつけ、かなり過激に、
事態が推移し、展開しそうであることは、
前号メルマガでも確認したところです。
また、トランプ政権とは関係ないところで、
英国からも不気味な話が聞こえてきており、
これが世界市場を揺さぶるようになれば、
かなりショッキングな動きもあり得ます。
わりと「激動の秋」になるかもしれません。
日本企業の「稼ぐ力」は増しており、
延命する安倍政権の繰り出す「玉」もあって、
日経平均は上昇する潜在力を増していますが、
外的な要因で揺さぶられる可能性も高く、
手に汗握る秋になりそうにみえます。
いずれにせよ、情報の収集・分析には、
万全を期して臨みたいところです。
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