今年後半の相場も「政策主導」で。
注目の日銀決定会合を通過。
ようやく日銀が動きましたが、
大方の観測通り、大幅な変更はなく、
異次元緩和の継続がアピールされました。
無論、無視できない修正点はあり、
長期金利の誘導目標が微修正された他、
ETF買いの中身も柔軟化されますが、
ほぼ「事前リーク」の通りの内容であり、
黒田日銀が市場との対話に努めた結果、
市場の動揺は最小限に抑えられています。
決定内容の発表前には警戒感で売られ、
発表後はイベント通過で買い戻され、
上下に300円超の幅で乱高下しましたが、
8.88円高とほぼ「中立」の位置で引けたのは、
一定の安心感の広がりを意味するといえます。
ただ、「微修正」とはいうものの、
財政、経済の全ての方面にわたって、
無視できない影響のある変化ではあり、
今年後半以降の相場に徐々に反映され、
日経平均のシナリオを変えそうですので、
次号メルマガ(第224号:8月5日)のなかで、
今後に与える影響を分析する予定です。
また、米国による「貿易戦争」の行方に、
大きな不透明感が漂っていますが、
中国がかなり大きな政策転換を行い、
貿易と経済の収縮に対抗しようとしています。
今日から「8月相場」のスタートですが、
今年後半の相場も政策主導によって、
決定的な流れが決まる可能性がありますので、
これまた次号メルマガで分析する予定です。
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