今年後半に燻る不安の正体。
昨日の日経平均は反落。
買い戻しが続いてきましたが、
やはり例の株価位置で失速して、
再び売られてしまいました。
市場参加者のコンセンサスについて、
前号メルマガ(第427号:6月26日)で、
お示ししているところでありますが、
ほぼ見立て通りの値動きといえます。
長期金利が安定しているのは、
ひとつの安心材料でありますが、
為替の方は動きが激しくなり、
「円安」が加速しつつあります。
景気後退への懸念が燻る一方で、
金利についての懸念が消えずに、
株式市場の重石となっているため、
反発後に上値をとりにいこうにも、
どうしても制約がかかってしまいます。
もっとも、政府及び日銀の方でも、
この状況への懸念は根強いために、
全力で防衛する気構えのようであり、
なんらかの形で参院選の「後」にも、
大きな動きはあるとみられています。
猛暑の中、今年も折り返しとなりますが、
今年後半に燻る大きな不安の正体と、
あり得る当局の対抗策についてを、
あらためて整理して分析した上で、
次号メルマガ(第428号:7月3日)で、
「7月相場」の展望を考察する予定です。
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