6月にかけての重要日程。
(午前0時半の更新です)
先週末の日経平均はなんとか下げ止まり。
「朝鮮半島情勢の波乱」という下げ材料が、
急速に解消しつつあるのはひと安心です。
米国から送られた通告の書簡の中身を見ても、
その後の北朝鮮の驚きと狼狽ぶりを見ても、
双方とも決裂を望んでいないのは明らかです。
特に、威勢の良かった北朝鮮は「火遊び」をやめ、
慌ただしく2回目の南北首脳会談をやってみせて、
平身低頭、首脳会談の開催を懇願しています。
こういう状況で米国が問答無用で攻めかかり、
北朝鮮を滅ぼそうとするとは考えづらく、
相場のほうもひと安心といえます。
ただし。
先週、日経平均が崩れていったのは、
半島の雲行きが怪しくなったからだけではなく、
安倍政権の先行きに直結する幾多の不安が、
より直接的な要因として挙げられるところです。
前号メルマガ(第214号:5月27日)で詳述した通り、
今週から6月にかけて安倍政権が乗り越えるべき、
内外の重要日程がいくつも横たわっており、
いずれも非常に重い内容のものばかりです。
政権側が見事に一連の日程をこなしたならば、
安倍総理は「延命」を確かなものにした上で、
日経平均を再上昇させることも可能ですが、
楽観論が許されないほど困難な課題ばかりが、
総理の前途に待ち構えているわけです。
早速、6月初旬に総理が訪米するという観測記事が、
メディアを賑わせているところですが、
その前にまずは今日からの国会での追及を、
いかに無難に切り抜けるかは大きな関門です。
外交戦での「反転攻勢」も非常に重要ですが、
国会できちんと重要法案を成立させた上で、
会期を延長せずに国会を閉じることもまた、
夏以降の政治、そして市場全体にとって、
非常に大切であることは言うまでもありません。
そんなわけで気を抜くことができない週が、
今日、月曜の予算委員会からスタートします。
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