「暴落後」のコンセンサス形成に注目。
日経平均は2万2千円ラインを回復。
先週末からの流れで寄り付きから高く始まり、
後場には仕掛け的な買いが入ったこともあり、
ほぼ終日にわたって上昇が続くこととなりました。
午前中、「為替」が1ドル106円台を割りそうになり、
ひやりとする場面もありましたが「円高」は進まず、
逆に106円台半ばまで押し戻しています。
「金利」と「為替」さえ落ち着いてくれば、
「本来あるべき位置」を目指すであろうと、
かねてから指摘されてきたところですが、
昨日は目立った悪材料が出なかったことや、
米国が休日を控えていることなどで、
売り圧力がすっかり影を潜めたこともあり、
「本来あるべき位置」を目指す動きが顕在化しました。
暴落前に存在していた市場のコンセンサスと、
暴落の最中に進行した「潜在力」の上昇を考えると、
日経平均にはまだまだ上昇余地がたっぷりあります。
もっとも、2万2千円を超えたところでは、
「やれやれ」とばかりに売る動きもみられました。
今日あたり2万2千円ラインをキープできれば、
また「買い戻し」が加速する可能性がありますので、
相場の動きを注視したいところです。
前号メルマガ(第200号:2月18日)でも指摘した通り、
今後、もうひとヤマ、ふたヤマあるかもしれません。
2月後半から3月始めあたりに日米の金融政策が、
どんなふうにアナウンスされるかは要注目です。
また、米国のトランプ政権による貿易政策、
安倍政権による株価対策の「玉」など、
いくつかはっきりしてくる部分があることも、
前号メルマガであわせてお伝えしたことですが、
それを受けて市場コンセンサスが固まり、
「暴落後」の「本来あるべき位置」、つまり、
「居心地のいい水準」の姿が見えてくると思われます。
その後、また「地政学リスク」など別の要因で、
市場が揺さぶられる可能性はありますが、
何をさておき大切なのは政策的な方向性と、
景気、経済見通しがはっきりした上で、
「本来あるべき位置」が定まってくることです。
これさえはっきり認識することが可能ならば、
少なくとも致命的な負けを演じて、
退場を宣告されることはなくなるものです。
相場で大切なのはとにもかくにも「負けないこと」です。
「暴落前」の市場コンセンサスと、
「暴落後」の市場コンセンサスが、
少し異なったものにスライドする可能性がありますが、
今後、材料がひとつまたひとつ揃っていき、
市場のコンセンサスも明瞭になってくるでしょうから、
次号メルマガ(第201号:2月25日)で考察します。
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