「為替」の変動と「下値」についてのコンセンサス。
日経平均の乱高下が続いています。
昨日朝はプラス圏で推移していましたが、
昼の間に円高が急速に進行してしまい、
後場には21000円を割る場面にありました。
下値を模索する展開となっていますが、
20950.15円をつけた後は強く反発し、
再びプラス圏に浮上する場面もありました。
市場コンセンサスが溶解していますので、
市場参加者も相当にナーバスとなっており、
一部、パニック的な動きもありましたが、
2月6日の安値、そして昨日の安値と、
瞬間的に21000円前後の水準まで下げたら、
いずれもポーンと戻す展開となっています。
「下値」についての新たなコンセンサスが、
今、まさに形成されている途上といえます。
前号メルマガ(第199号:2月11日)で申し上げた通り、
冷静に考えればこの株価位置はやはりヘンです。
そろそろ米国株は落ち着いてきましたが、
やがて米国の金融・貿易政策の方向性が示され、
日銀も「出口戦略」に関する思惑を退け、
「金利」や「為替」などが落ち着いてくれば、
日経平均はもっと上にいてしかるべきです。
もう少し時間がかかるかもしれませんが、
「下値が固い」ことが確認されれば、
ある程度の勢いで戻すものと思われます。
もっとも、まだいくつかのヤマ場を控えています。
騒動の震源地である米国も気がかりですが、
国内政局も非常にシビアな局面です。
焦点の日銀人事と金融政策の方向性についても、
波乱のない形で示され、決められるべきですが、
政局的な事情もあってややもたついています。
投機筋による「為替」への仕掛けを誘発し、
日経平均が混乱する理由の一端はここにもあり、
再上昇のタイミングや上昇幅にも関係する話ですので、
このところの永田町、霞が関で見聞した話を材料に、
次号メルマガ(第200号:2月18日)で分析します。
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