お盆明けも、もうひと波、ふた波が来るか。
お盆は突発的なトルコ危機の発生と、
米中の「貿易戦争」のこじれが主因となり、
かなり波乱の展開となりましたが、
先週末には米中会談の開催が報道され、
若干、不安要素が後退して引けています。
日経平均は2度にわたって急落しましたが、
前号メルマガ(第226号:8月19日)で確認した、
「例の水準」まで戻してきたことは、
市場全体にコンセンサスがまだ存在しており、
状況の改善とともに上昇もあり得ることを、
一応は示しているものと考えれらます。
「貿易戦争」での経済縮小に対抗して、
日米中とも国内的な「玉」を準備しており、
それらの「玉」が出せる政治情勢ならば、
わりと強い上昇圧力は創出できます。
ただし、積極的に上値をとりにいくには、
どうも全体的な雰囲気が悪いままです。
「貿易戦争」は「協議」が決まったものの、
「解決」に向けての解がなかなかみえません。
しかも、トランプ大統領のいつもの手法ならば、
公式な会談日程が近づいてくるにつれ、
ツイッターなどで暴言に使い発言をして、
「交渉」を有利に進めようとしますから、
高官級、首脳間の「協議」の再開自体は、
市場を安定させる要因とは言い切れません。
また、トルコ情勢は今だ不透明であり、
他の新興国や欧州へ波及しつつあるのも、
かなり気がかりな状況であるといえます。
中東や東アジアの「地政学リスク」もまだ、
不気味に燻り続けているところですが、
米国の中間選挙に向けた「選挙対策」で、
いつ次の強硬策が発動されるかは不透明であり、
どうも、もうひと波、ふた波ありそうです。
ちっともバカンスらしいバカンスにならず、
心身ともに疲れてしまった今年の夏ですが、
主に米国を震源地とする政治・経済の激動は、
秋にむけてまた激しくなる恐れがあり、
日経平均を攪乱しかねないので要注意です。
国内政局も激しい駆け引きが続きましたが、
外部の「雑音」から遮断されたお盆と違い、
今日からオモテに出る形で動き出しますので、
こちらのほうもしっかりウォッチしてまいります。
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