来週からの通常国会で何が起きるのか。
(午前0時半の更新です)
昨日の日経平均は続伸。
ようやく為替などが落ち着いたことから、
先週の「調整」の前の株価を回復し、
年初来高値で引けることになりました。
「金融政策の転換」は気がかりですが、
米国も日本も現状の「株高政策」を、
まだ変更する意図はないことが示され、
これが素直に株価にも反映されています。
いつ「ドル売り」が再開するかは、
予測不能の要素に左右される部分が大きく、
また、日経平均はこのまま上昇するごとに、
それなりの壁に遭遇するものと思われ、
その都度、乱気流が発生する可能性はありますが、
年初来の株高を演じてきた基本的な相場環境は、
基本的にはまだそのままの形で維持されています。
この先の日経平均の「上値余地」や、
予想される乱気流の発生位置の「候補」などは、
次号メルマガ(第196号:1月21日)で再検証します。
さて。
「2018年政局」は冒頭からわりとドラマチック。
与党側では秋の総裁選を睨んだ動きが激化し、
野党側ではのっけから再編劇がスタートです。
日替わりで舞台が転換していっており、
あと数日、大きな動きが予想されるところです。
来週から始まる通常国会では、
安倍政権が強固な基盤のもとに「改憲」を推し進め、
政権の長期化を図ることができるかどうかに関する、
わりと重要な前提条件がここ数日で定まりそうです。
総じて言えば今週、月曜の段階では、
官邸はかなり「楽観ムード」でしたが、
昨日からちょっと雲行きが怪しくなり、
「工作」のレベルを強化しつつあるようです。
次の国会は目立つ対決法案は見当たらないものの、
「改憲」と「政局」で大きなドラマが予想されており、
それは日経平均の未来に大きく影響しますので、
次号メルマガで通常国会直前の政界情報をもとに、
今年の日本政治・経済の展望を分析する予定です。
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