「調整」の終了、そして再上昇の可能性について。
水曜日、休日前の日経平均は106.67円の上昇。
終値でも22500円台に乗せましたが、
高値22677.34円から値を消して引けており、
依然として「調整」の継続を示す動きといえます。
日経平均の「潜在力」を考えるならば、
本来ならば「ど真ん中」に戻るだけでも、
もう少し上にいてしかるべきです。
日米ともに休日があるという事情もあり、
売買が膨らみづらいのは止むを得ず、
なかなか再上昇のきっかけがつかめませんが、
そろそろ「日柄」的にも要件を満たしつつあり、
内外の情勢がいましばらく「平穏」でさえあれば、
間もなく「調整」の終了は見えてくると思われます。
ですが。
外部環境の情勢がちょっと「平穏」とは逆方向に、
向かう可能性があることは気がかりです。
米国の株式市場が絶好調なのは良いとして、
金も円も原油もじわりと上昇をしています。
無論、金や円は米国の金利動向にも左右され、
リスクの高まりだけを示すものではありません。
また、一時期の「円売り、日本株買い」という、
「アベ・トレード」の黄金法則も崩れており、
「円高でも日経平均が下がらない」という現象も、
このところしばしばみられるところですが、
しかしあまり為替が急激に動けば、
それ自体がリスク要因になる恐れはあります。
休日中にドル円は111円を割りかねない勢いで、
円高の方向に動いていますが、
決して日経平均のプラス材料ではありません。
北朝鮮と中東の「地政学リスク」に加え、
米国と欧州で「政治リスク」も再燃しており、
年末にかけ外部要因は「平穏」とは逆の方向に、
大きく振れる可能性はやはりあります。
史上最高値圏にある米国の株高は「追い風」ですが、
逆に言うと米国の株高が終了した後の日経平均は、
なかなか困ったシナリオが予想されるところです。
次号メルマガ(第188号:11月26日)では、
こうした諸条件の現状をよく吟味した上で、
「調整」が終了し、再上昇に向かう可能性について、
今一度、詳しく見立てを述べる予定です。
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