「上値メド」と上昇の確実性について。
先週の日経平均は膠着の後、
海外からの「追い風」を受け、
「強気」の水準に傾きました。
米国の景気が強いというのに、
「引き締め」が収束するという、
期待や憶測が広がっていることや、
中国の景気回復への期待などでの、
海外市場の上昇に「連れ高」して、
日経平均も膠着状態を脱して、
大きめの上昇を遂げています。
このまま上昇が続いた場合に、
上値のメドはどのあたりか、
前号メルマガ(第463号:3月5日)で、
分析しているところでありますが、
「植田日銀」の金融政策に関する、
一定の安心感は広がったものの、
不意に上昇の腰が折られて、
失速しかねない不安な要素も、
いくつも転がっている状況です。
憶測や思惑による上昇というのは、
しばしば発生することでもあり、
買いで乗るにせよ売り待ちにせよ、
どの程度、確実性の高い上昇かを、
よく見極めていく必要があります。
この先もカレンダーを睨みつつ、
潮目が変化するタイミングに、
敏感にならざるを得ませんので、
そのつもりで気を引き締めて、
戦略を立てていく局面です。
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