「地政学リスク」はどうなる?
昨日の日経平均は続伸。
さすがに一昨日の大幅上昇の分の利確もあり、
引けにかけてはずいぶん値を消したものの、
また年初来高値を更新しました。
「小池劇場」というか「小池騒動」というか、
希望の党はメディア・ジャックに成功し、
連日、話題の中心であり続けていますが、
その勢いは明らかに失速気味です。
自公両党が政権から陥落する可能性は、
やはり低くなってきているとみられており、
日経平均には「追い風」となっています。
自民党内での「安倍おろし」の懸念はあるものの、
海外勢は日本国内の「政治リスク」について、
あまり心配していないようです。
また、仮に小池氏が政権奪取や連立入りに成功しても、
昨日、希望の党が決めたとされる「経済政策」は、
「ポスト・アベノミクス」を標榜しているものの、
具体的には消費増税の凍結が目立つくらいで、
安倍政権とそれほど大きな違いは見当たらず、
市場を大きく混乱させる可能性は低下しています。
無論、「政治は一寸先が闇」ですし、
「火事は最初の1分、選挙は最後の1分」ですから、
最後の最後まで油断は禁物ではありますが、
今日(5日)までに小池氏が国政復帰を明言し、
さらに大きな「大技」のサプライズを決めない限り、
「小池騒動」は竜頭蛇尾に終わるかもしれません。
これら選挙戦のおおまかな筋書きは公示前の段階で、
だいたい固まってくると思われますので、
次号メルマガ(第181号:10月8日)で見立てを述べます。
さて。
国内政治のほうがヤマ場を越えてきたとなると、
次に気になってくるのは海外要因です。
来週にかけて北朝鮮がどう動くかは、
再び相場を動かす材料となるかもしれず、
一定の注意は必要になります。
また、北朝鮮情勢も気になりますが、
欧米では中東情勢もより注視されています。
イラン、イスラエル、サウジの角逐や、
クルド独立問題など情勢は激しく動いており、
なんといってもずっと戦火は続いています。
常に「不測の事態」が警戒されるため、
米軍の戦力も張り付けになっていますが、
相場に与えるインパクトという意味では、
こちらもまた要注意事項ですので、
次号メルマガで分析する予定です。
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