小池百合子氏の「賭け」。
（午前0時半の更新です）
昨日の日経平均は反落。
「20500円のカベ」がなかなか越せず、
ちょっと上値が重くなってきた感じです。
今週は権利落ち分を速やかに回復して、
もう一度、最高値を狙えるかも焦点ですが、
まだ、今一つ、決め手に欠けています。
「地政学リスク」がひと段落し、
安倍政権が衆院選に勝ち抜くようなら、
「実りの秋」になりそうではありますが、
そのどちらもまだ予断を許しません。
とりわけ、衆院選の情勢が気がかりです。
小池百合子氏が突如、前面に出現し、
国政政党「希望の党」が発足しましたが、
若狭氏や細野氏らが考えていたものとは、
もはや次元の違うレベルの政党となりました。
今回の衆院選は安倍政権側の「奇襲」ですが、
小池氏側は逆に「巴投げ」を仕掛けるような、
大胆かつ周到な「大技」を次々と繰り出して、
他党の人々を呆然とさせ、戦慄させています。
その「剛腕」たるや恐るべし、というのが、
昨日までの永田町の人々の素直な感想です。
先週までの「構図」はガラリと変わり、
戦を仕掛けた側の安倍総理さえ霞ませて、
小池氏が選挙戦の主役に躍り出る勢いです。
もっとも「剛腕」による「大技」も、
よく見ると甘いところがいくつかあり、
政権側にはまだ攻め口がいくつもあります。
（自民党側もまだ「大技」を用意しています）
安倍総理の「解散決断」も「博打」でしたが、
小池都知事の戦略はさらに「大博打」です。
賽の目が丁と出るか半と出るかは、
やはり今週がひとつの大きなヤマ場になります。
当面、日経平均の先行きについては、
「衆院選の帰趨」と「地政学リスク」が、
非常に大きなファクターですので、
今後の政局及び相場の展望について、
今週、見聞した看過できない「裏話」も交え、
次号メルマガ（第180号：10月1日）で分析します。
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