「今世紀の最高値水準」とはいえ、2年前とは状況が一変しています。
昨日の日経平均は続伸。
やはり、先週の「超重要日程」を通過し、
トランプ政権が「得点」を挙げたことなどをもって、
安心感からくる上昇圧力がもたらされたようです。
また、好悪両方の材料が交錯して見極めづらい局面では、
日銀のETF買いの上昇圧力も素直に効くともいえます。
少なくとも全面的に売り込む動きは影を潜めています。
ただし。
あれほど警戒された「超重要日程」を無事(?)通過しても、
反発力はこの程度か、という感覚も拭えません。
もしかしたらこの4月、5月というのは、
後世の教科書に載る世界的事件が起きかねないわけで、
やはり、先週、観測されたいくつか「波乱要因」の種は、
決して舐めてかかってよいものではありません。
アベノミクスの成果と海外からの「神風」のおかげで、
日経平均は今、2015年の夏に次ぐ高値を維持しており、
「今世紀の最高値水準」といってよいゾーンにいますが、
特に不安もなく能天気に「熱い夏」を期待できた2年前とは、
全く状況が異なっていることは言うまでもありません。
日本企業の「稼ぐ力」は衰えてないとはいえ、
それは海外の景気要因等に大きく影響されるもので、
その海外情勢の先行きがいかにも不透明です。
そもそも日銀のETF買いなしではこの高値は維持できず、
また本格的に市場が荒れる際に発生する下げ圧力に対しては、
日銀のETF買いくらいでは「焼け石に水」であることは、
冷静に頭の片隅に置いておくべきかと思われます。
国内情勢も2年前とは状況が一変しています。
前号メルマガ(第155号:4月9日)でも書いたように、
国内政局は野党が壊滅的、絶望的な状況であるため、
安倍政権はほっとひと息をつけていますが、
しかし足元の与党内ではいろんな動きが散見されており、
国会の審議日程もちょっと妙な感じになっています。
こうしている間にも、思った以上にドラスチックに、
内外の情勢は動いていますので、
次号メルマガ(第156号:4月16日)のなかでも、
特に気になる部分をご紹介する予定です。
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