「百年に一度」の大変化か。
(午前0時の更新です)
前号メルマガで私が指摘した懸念、
すなわち最初の「超荒波」が発生する恐れが、
だんだん、冗談でも荒唐無稽でもなくなってきました。
無論、「トランプ・ラリー」への「期待」もあって、
日経平均はまだ19000円という高値での攻防ですし、
政府のPKOも力を持っていますので、
それほど大きくは崩れていませんが、
来週の首相一行の訪米の首尾如何によっては、
何があってもおかしくはありません。
いかんせん、米国大統領の出方が全く読めないため、
(彼の側近ですら、もう疲れ果てているそうです)
合理的に未来を予測することはほぼ不可能です。
したがって、上に行くにせよ、下に行くにせよ、
積極的にリスクを取って攻める人が少なくなるのは、
やはり当然といえるでしょう。
もっとも、大きな政策変更で相場が動き出すときには、
一定の方向性が長く大きく続くことが予想されるため、
トランプ大統領の出方と、安倍政権のしのぎ方次第では、
数年に一度あるかないかの「ビッグチャンス」が、
もしかしたら来るかもしれません。
株やFXをやる方々は手ぐすね引いておられますが、
国民一般としてはたまったものではありません。
とはいえ、相場の見通しやシナリオについては、
私のメルマガでしっかり考えるべき話ですので、
次号メルマガ(第146号:2月5日)で、
私なりの見立てと相場観を述べるつもりです。
それにしても。
本当の意味で「100年に一度」の大変化かもしれません。
リーマンショックの頃には、
「100年に一度の危機」という言葉が使われましたが、
当時は世界経済の枠組みをしっかり守り、
自由主義、国際主義、資本主義に基づく市場を守るべく、
全主要国が一致団結して毅然と行動していたものです。
しかし、今起こるかもしれない「危機」というのは、
自由主義、国際主義、資本主義の枠組みそのものを、
米国が率先して壊し、欧州も追随しかねないという、
本当の意味での「100年に一度」の大変化であり、
第2次大戦以来の大転機の恐れすらあります。
できれば、トランプ大統領が「君子豹変」し、
欧州の人々も目が醒めてくれればいいのですが、
時代の大きなモメンタムが動き出しているのだとすれば、
一応、「最悪の事態」は想定に入れておくべきでしょう。
なんとも言えない緊張感に包まれて来週を迎えます。
話は変わります。
「共謀罪」以外にこれといった衝突案件がなく、
注目されることも少ない「目玉なし国会」ですが、
提出された法案をみてみると、
ある市場に大きな影響が出そうなものが複数あります。
子々孫々までに残す財産のことを考えるならば、
どうしても避けて通れない市場のことですので、
次号メルマガでその法案の内容と、
市場への影響の見通しについて書きます。
法案、というより、その運用方針によって、
市場全体に大きな影響が出る可能性があり、
こういうところで「ババを引く」と致命的ですので、
「100年に一度」の変化、かどうかはともかく、
日本政府も戦後以来の政策を大きく転換します。
特に、資産家や、資産家を志す方々は、
すべからく要注意の案件だと思います。
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