カジノミクス?
(午前0時の更新です)
昨日の日経平均は続伸。
米国市場の好調ぶりに引き上げられています。
今週はMSQ週ですので、
「何か」があっても不思議ではないはずですが、
火曜、水曜とSQ的な仕掛けはあまり見当たりません。
やはり、市場参加者の多くは「トランプ時代」という
新しいパラダイムで世界経済がどうなるかということ、
そして、安倍政権がそれにどう対応するかということを、
大きく気にしているようです。
前号メルマガ(第138号:12月4日)でも書いたように、
米国市場の先高感には十分な根拠があります。
トランプ氏の過去の発言を忠実に実行すれば、
どうやっても米国市場は湧きます。
無論、大減税と大規模財政出動及び軍拡は、
果たして両立するのかという疑問もありますが、
実のところ、これを両立させるヒントは、
「アベノミクス」である可能性があります。
だとすると、「トランプ相場」の初動での上昇局面、
そして、上昇が限界値に至った後に何が起きるかは、
それなりの予測ができるように思います。
アベノミクス開始後しばらくして、
ある閣僚経験者が安倍総理に対して、
「株式相場が鉄火場になっている」と、
強い懸念を示したことがありましたが、
トランプ相場で米国の株式市場が上昇を遂げた後は、
やがて「カジノ」のような相場になり、
その後、定まった末路を迎えるのかもしれません。
豪華絢爛たるカジノの経営者として鳴らし、
やがて破綻するに至ったトランプ氏らしい、
ド派手で危うい経済運営と言えなくもありません。
もっとも、それならそれで、投資家としては、
あらかじめ準備と心づもりをするだけの話ですから、
トランプ政権のカジノ的な経済運営についての展望を、
次号メルマガ(第138号:12月11日)で分析します。
そういえば、日本の国会でも、
カジノ法案の成立の道筋が立ちました。
カジノ設置場所や外資の巨額投資の話など、
急速に具体的な内容が浮上しています。
考えてみればアベノミクスそのものが博打でしたが、
政権はカジノを起爆剤に地域振興を図るつもりです。
これで、日米とも、名実ともに「カジノミクス」です。
無論、日本のカジノ法案の背景には政局的な意図があり、
安倍政権終盤の政権基盤の重要な布石でもありますので、
次号メルマガではその話も書いておきます。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第137号:12月4日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す