「神風」、「乱気流」、「暴風雨」の時代の投資戦略。
(午前0時の更新です)
イタリアの国民投票は否決。レンツィ首相は辞任へ。
英国ショックやトランプ・ショックの時のように、
日本市場が大きく荒れることはありませんでしたが、
欧州の将来に不安の種が蒔かれたのは事実です。
また、トランプ氏は中国の膨張主義に対して、
挑発とも牽制ともとれる発言をしていますが、
新政権が具体的なアクションをとるようであれば、
大きな「乱気流」に発生する可能性がることは、
前号メルマガ(第137号:12月4日)で分析した通りです。
「トランプノミクス」への「期待」は強力ですし、
下馬評通りの「玉」なら絶大なパワーがありますが、
その恩恵を被るのはあくまで米国です。
日本もその「おこぼれ」や「おすそ分け」で、
それなりに潤うことはあるにせよ、
米国と日本の利害が常に一致する保障はなく、
ひとたび「乱気流」が発生するようであれば、
多くの投資家の命を巻き込むような、
キツい下げがあり得ることも否定できません。
やはり、「トランプ勝利」の日を境にして、
世界はまるっきり違う次元に突入しました。
無論、「ピンチはチャンス」でもありますので、
「神風」、「乱気流」、「暴風雨」が吹き荒れれば、
多くの投資家が退場し、家庭や命すら失われる一方で、
少数の大成功者が新しい大富豪になると思われます。
荒れる相場でリスクをとって攻めていくのか、
それとも「安心、安全、堅実」な守りの戦術で、
あくまで生き残りを図るのかは、
投資家それぞれの選択にかかっています。
「トランプノミクス」やそれにともなう「突風」や、
また、世界各地の「乱気流」が吹き荒れるとして、
特に来年、どんな投資戦略があり得るのか。
いくつかのシナリオをもとに、
次号メルマガ(第138号:12月11日)で考察してみます。
また、前号で触れておいた、
「AIとBIの時代のポートフォリオ」についても、
私の基本的な考え方を書くつもりですので、
興味のある方は是非、ご参照ください。
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