安倍政権には「神風」か「暴風雨」か。
昨日の日経平均は続落。
朝鮮半島情勢が「開戦前夜」の様相を呈しており、
ピリピリとした緊張感に包まれています。
官邸も各省庁も「万一」に備えて、
いろいろな調整、連絡、準備に余念がないようですが、
こうした動きが伝わるにつれ、
日経平均にもじわりじわりと下げ圧力がかかります。
また、こういうタイミングでトランプ大統領が、
為替相場に「口先介入」したのも痛手といえます。
ドル円が1ドル108円台に突入した状況では、
日本企業の「稼ぐ力」も怪しくなってしまいます。
東芝問題で内外の投資家が呆れていることもあり、
売り圧力、下げ圧力のかかる日経平均を、
日銀等のクジラがどこまで支えることができるのかが、
今週の相場の焦点だと思われますが、
ずるりずるりと切り下がりつつあるのは気がかりです。
さて。
朝鮮半島情勢について。
あるタブロイド紙は「4月15日開戦説」を煽り、
また、ある週刊誌は「死者179万人説」を掲載して、
国民の不安を煽りに煽っています。
私も各方面から入手した情報をもとに分析し、
様々な想定を考えているところですが、
事態がこの局面に至った以上、
私がブログで書ける内容が限られると考えています。
日本人ブロガーの根拠なき記事をS新聞が真に受けて報じ、
それが韓国で拡散されて大騒動になりましたが、
こういう局面での「流言飛語」は国益を損ねることが多々あります。
もっとも、「万一」の際も家族全員の健康と生活を確保すべきで、
投資家ならばなおさら「万一」の際にダメージを受けないよう、
十分過ぎる準備をしておいてもバチはあたらないはずです。
次号メルマガ(第156号:4月16日)でわりと恐ろしい話も、
また、その後の希望が持てる話も書けるだけ書くつもりです。
古い読者の方々は重々、ご承知のように、
朝鮮半島に有事が発生しかねない「危機」が近いことは、
一昨年あたりから繰り返し書いてきたことですので、
私なりに蓄積した情報があります。
それから。
朝鮮半島情勢が風雲急を告げたことで、
森友学園問題も「共謀罪」の話もどこかに吹き飛び、
国会の論戦がどうも冴えないものになっています。
どこの国でも軍事的な「危機」の初動段階では、
愛国心とともに政権への支持が高揚するものですので、
スキャンダル続きだった安倍政権としては、
半島有事は一時的に「神風」となると考えるのが自然です。
ところが、永田町では「そうでもない」事情があり、
日々、「なんだかヘン」な話が特に与党内から聞こえます。
政界はすでに「都議選後」を見据えて動いており、
いくつかの「暴風雨」の種が撒かれ、芽が出ていますが、
朝鮮半島情勢の推移と結果、またその処理の過程は、
安倍政権の命運を決めかねない可能性がありますので、
これまた次号メルマガ(第156号:4月16日)で分析します。
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