「16600円台近辺」の攻防。
日経平均は「16600円台近辺」の攻防。
昨日の前場は16500円台で低迷したものの、
ポケモン効果などもあって盛り返し、
引けにかけてまた強い買いが入って、
結局、16700円台に乗せました。
そして、ナイトではまた16500~600円。
もう少し上にもうひとつターゲットがありますが、
だいたい、このあたりでの攻防になりやすい理由は、
前号メルマガ(第117号:7月17日発行)に書いた内容で、
やはり間違っていないと考えております。
米国市場も6連騰と好調という追い風もあり、
海外勢は日本市場にも材料を探して買いを入れています。
すでに打ち出された10兆円の財政出動の効果以上に、
「ヘリマネ」への「期待」が海外で囃し立てられており、
この「16600円近辺の攻防」にしっかり勝ち抜けば、
そのまま「強気相場」に移行する可能性が出てきました。
それはそれで「おいしい」話です。
昨日の引け間際の上げを見てもわかるように、
この連騰局面の上昇にはかなり意図的なものを感じます。
海外を中心に幾多の不安要因が解消されないまま、
実態が定かではない政策への「期待」を煽って上げた後、
重要イベントが「期待外れ」だったら何が起きるか。
過去、何度も繰り返されたパターンです。
無論、「玉」についての決断は、
安倍総理と黒田総裁のみ知る専権事項ですので、
「本当のサプライズ」がないとも限りませんが、
その「本当のサプライズ」を断行するには、
相当な勇気と度胸が必要であることは間違いありません。
いずれにせよ、かなり奇妙な「政策相場」です。
誰かが何かの意図をもって、
この相場を動かしているのだと心得てから、
買うにせよ、売るにせよ「その時」に備えるべきかと。
「その時」は今月中に来そうですので、
次号メルマガ(第118号:7月24日)でそれぞれの場合の、
シナリオと戦略について考えてみたいと思います。
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