昨日の日経平均も小動きに終始して下落。

一昨日の上昇分をきれいに消してしまいました。

日経平均の「年末相場」は閑散としたまま、

方向感なく漂っています。

今年も残りあと3営業日しかありませんが、

あまり目立った材料は出ていません。

とりあえず、権利落ち分を埋めるかどうか、

そういうことが注目されるところです。

さて。

世間は年末ムードで慌ただしいですが、

日本の政界は年末のギリギリ、

年始の初っ端から激しい駆け引きです。

無論、「与野党の攻防」ではなく、

12月のメルマガで詳述してきたように、

「与党内の攻防」「野党内の攻防」です。

このうち「野党内の攻防」はメディア公開で、

わりと派手な離合集散劇を示しています。

国民の一人として「まだやってるのか」と呆れつつ、

「解けないパズル」の難解さがやや気の毒にもなります。

この「解けないパズル」をきれいに解き、

野党が「勝利の方程式」を掴み取ったならば、

政権奪取も「射程圏内」に入るとみられるだけに、

与党側も攻防の推移をかなり気にしているようですが、

しかし、ドラマが進めば進むほどパズルが難解になり、

野党全体とその支持母体は先の展望を見通せないでいます。

この「野党内の攻防」は年末年始は水面下に潜り、

来年のお正月明けくらいに注目されそうですので、

次号メルマガ(第193号:12月31日)でフォローします。

一方、ずっと水面下に潜っているのが、

「改憲」そして「ポスト安倍」をめぐっての、

自民党内、自公間で繰り広げられる「与党内の攻防」です。

前号メルマガ(第192号:12月24日)で書いたように、

こちらは政界の外から別のプレーヤーが参入(?)し、

意外な重大局面に発展する恐れがじわりと浮上しており、

永田町の人々は少し緊張して年を越そうとしてます。

来年の日本経済、日本市場には明るい兆しが差し、

実際、株価や不動産市場以外の諸々の経済統計にも、

「アベノミクスの成果」が散見されてきました。

しかし、安倍政権が「突然死」するようでは、

今後の「改憲スケジュール」は白紙になりますし、

「改憲」を念頭にした経済シナリオも変更されます。

あまりメディアには出てこないことですが、

この年末年始に進行する「与党内の攻防」は、

来年の株価見通しに直結する材料ですので、

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