「あらゆる手段」を総動員?
先週の日経平均は膠着状態。
国内外のどちらにも決定的な材料が出ず、
「期待」と「不安」が交錯するなか、
17000円を焦点として相場が膠着しました。
膠着状態が続いた後というのは、
何かをきっかけに大きく動き出すものです。
前号メルマガ(第101号:3月27日発行)で書いたように、
今週から本格的な材料が出てくることが見込まれます。
上にも、下にも、大きく動く可能性がありますので、
振り回されないようにしたいものです。
民進党が誕生して政界の駆け引きは、また熾烈になります。
新党の執行部の顔ぶれをみる限り、
これが新党なのかどうか複雑な思いもしますし、
「政権奪還」はやや遠いようにも思いますが、
しかし、各選挙区の事情は激変しそうです。
この3年間、「総選挙をやれば必ず勝つ」ということが、
安倍政権の大きな求心力でしたが、
個別の選挙区ではそうもいかなくなる場合が出てきます。
総理が「改憲」を至上命題として掲げるのであれば、
「勝敗ライン」は「3分の2獲得」になるはずですので、
野党側はそれを阻止できればいいわけです。
ぱっとしない執行部でも、不可能な目標ではありません。
そんなわけで、与野党ともに目指すことが明瞭になり、
永田町は「ゲームのルール」が変わった印象があります。
安倍政権はいまだに高い支持率を維持していますが、
自公両党の得票数は頭打ちです。
そんななか、共産党は猛烈に党勢を拡大しつつあり、
ここで民進党に勢いがつけば政権は窮地に追い込まれます。
それゆえ、政権側が「あらゆる手段」を総動員して、
前号メルマガで申し上げたような形での、
選挙対策、株価対策をやってくるとみられていますが、
それが「4月相場」に影響を与えそうです。
とりわけ、この3年間の安倍政権下で顕著な現象ですが、
「政治と経済」、「政治と相場」、「政治と株価」は強く連動し、
アベノミクスは徹頭徹尾、「政策相場」です。
日経平均株価の先行きを占うためにも、
やはり、政界のウォッチと分析は欠かせません。
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