米国の「引き締め」とロシアの「動員」と相場の展望。
昨日の日経平均は大幅に反落。
FOMCでの判断が警戒されて、
市場の空気が不穏となるなか、
前夜の米国株安を受けて、
日経平均も下げに転じました。
ちょうど例の株価位置付近であり、
分水嶺といえる状況にあるのは、
前号メルマガ(第439号:9月18日)で、
確認していただけると思います。
そのFOMCは予測通り大幅に「利上げ」。
「0.75%」という「利上げ」の幅は、
基本的に「織り込み済」のはずですが、
これによる「景気後退」の懸念が、
また大きく広がってしまっており、
昨夜の米国株は大きく下げています。
「地政学リスク」も懸念されます。
軍事的に劣勢となったロシアが、
部分的な動員令の発動を決断し、
最大で30万人の兵員を動員して、
ウクライナに送るとされます。
また、プーチン大統領はあわせて、
「核の使用」をも示唆することで、
ウクライナと西側陣営を威嚇しており、
この戦争が次なるステージへと、
進む可能性を示したところです。
今日の日経平均はこれらを受け、
下げ圧力が働くことが予想され、
例の株価位置を守り切れるかが、
注目されるところでありますが、
いずれにせよ世界情勢の全般に、
大きな暗雲が立ち込めています。
秋以降の相場に何が起き得るのか、
あらためて考える必要があるため、
次号メルマガ(第440号:9月25日)で、
これら新しい材料を踏まえた上で、
この先の相場の展望を分析します。
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