各国が総動員する「玉」と新型コロナの「長期化」。
一昨日の日経平均は小反落。
前日に大幅な上昇をしたため、
やや利確の売りが出ましたが、
引けにかけては押し戻しています。
日銀が今週の月曜日にぶっ放した、
「無制限バズーカ」の賞味期限は、
まだ切れてはいないようですし、
そんなに早く切れても困ります。
そうして迎えた日本の休日中に、
米国市場は大幅高に転じています。
新型コロナの治療薬として、
レムデシベルの効果が確認されたと、
治験の結果が明らかになったために、
これを好感した買いが発生しています。
これが日経平均にも「追い風」となり、
ようやく2万円ラインを超えていく、
上昇エネルギーになると思われます。
パンデミックの「最初の衝撃」が、
ようやくに一段落しつつある中、
全世界があらゆる政策手段を駆使し、
市場を支えようとしているわけで、
日本市場についてもようやくに、
歯車が噛み合った印象があります。
しかしながら。
あらゆる「玉」が総動員され、
治療薬がある程度、効果的でも、
世界経済が旧に復するためには、
まだまだ時間が必要となりそうなのは、
前号メルマガ(第314号:4月26日)で、
その理由とともに述べたところです。
実際、欧米は活動再開を模索するも、
極めて厳しい制限がつけられたまま、
ゆっくりとした手探りの状態で、
おっかなびっくりやるしかありません。
日本でも緊急事態宣言の延長は、
ほぼ不可避という状況になっており、
多くの倒産懸念が持ち上がっています。
株式市場に資金が急速に流入して、
一時的に株価が上がっていく現象と、
実体経済の縮小が続いていくなかで、
各セクターに「無理や歪み」が生じて、
屋台骨が揺らいでいる現象が、
同時並行で起こっているというのが、
現時点の正確な市場の姿でしょう。
政府・日銀はこの点に注目をして、
その「無理や歪み」が大破裂して、
次なる巨大危機に発展しないように、
総力を挙げている状況ではありますが、
どこまでのレベルで万全な手当てを、
いつまで継続することができるかは、
よくよく留意しておく必要があります。
各地で「地政学リスク」のような、
突発的な事柄も懸念されますので、
次号メルマガ(第315号:5月3日)でも、
今後の懸念点と注意点を分析します。
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