まずは、FOMC。
さすがに市場は様子見モードです。
FOMCの決定次第で世界中で株価も為替も大変動しますので、
よほどギャンブル好きな投資家でない限りは動けません。
誰がどう考えても、リーマンショック以来の世界経済を支えてきた、
この歴史的な「超緩和時代」は、いずれ終わります。
イエレン議長が就任して以来、ずっとやってきたことはただひとつ。
米国の景気と雇用を守りつつ、「緩和から緊縮へ」という流れを、
できるだけ穏やかに、しかし、スムーズに行うことです。
「口を開けば株が上がる」という「ハトの女王」に徹し続け、
人々を「なぜ、こんなに市場に優しいのか?」と不思議がらせましたが、
「条件が整えば、いずれ緊縮に転じる」という大前提のもと、
市場を温め温め、「条件」作りにじっと時間を費やしてきたわけです。
いずれやることが決定的である以上、あとは時期の問題です。
今年になってずっと、米国市場は、
・6月利上げ
・9月利上げ
・利上げは来年
のいずれになるかという「思惑」と「憶測」で振り回されましたが、
それも、もうそろそろ決着がつくというわけです。
今のところ、「9月利上げ」という見方が大勢を占めますが、
こればかりは蓋を開けてみなければわかりません。
また、相場に立ち向かうにあたって、より重視すべきは、
「どんな政策決定がなされたか」
よりも、
「その政策決定に市場がどう反応するか」
です。
FOMCの決定で相場がどう反応するかの見立ては、
前号メルマガ(第60号:6月14日発行)に詳しく書いておりますが、
相場はやはり「情報戦」です。
「流言飛語」の類を含めた、いろいろな噂を流して、
相場操縦、相場誘導をしようという連中は常にいますので、
実際のところどうなるかは、当のイエレン議長ですらわからないでしょう。
市場全体が「様子見」となるのも無理はありません。
ともあれ、一連の「6月の関門」のメインイベントが始まります。
まずは、FOMC。
明鏡止水の心持ちで、展開を見極めたいと思います。
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