(※都合により、深夜更新です:16日午前0時)

まさに「鉄火場」です。

NYが200ドル以上も暴落した翌日に、日経平均は300円超駆け上がり、

さらにナイトセッションでまた瞬時に300円以上も下落して投資家を慌てさせた直後、

ふたたび17000円を突破する急上昇をみせたり。

原油高やら、スイスフランやらと、いろいろ「トリガー」はありますが、

先週からずっと書いているように、きっかけはなんでもいいのです。

日本経済のリセッション入りが濃厚で、外部要因もあって下方圧力がかかるため、

隙あらば、ヘッジファンドが売りを仕掛けてきます。

しかし、政府側もそれを防衛しようと必死ですから、

ひとたびPKOが発動すれば瞬時に値を戻します。

政府PKOに関しては、16500円を割らせない政府側の意志を感じますが、

17000円を大きく超えて上昇させる意志は乏しいようですので、

そこから先は、外部要因などに別の好材料が必要となりそうです。

先週からそんなことがずっと続いており、

仕掛けたり、防衛したりで、16600~17100円くらいのレンジを激しく上下してます。

瞬時に300円近く動くとはいっても、わずか500円ほどの値幅に閉じ込められており、

私の「時鳥トレード」としては、動く条件にははまっていません。

もっとも、メルマガで公表している私の相場観はほぼどんぴしゃりですので、

(自己責任で)16500~600円くらいの日経平均先物買いを行い、

いい感じで利益を得ている方からの報告もいただいています。

現時点では17000円を大きく超えていく政府の意志が見当たりませんので、

この値幅の狭いレンジ相場での戦略を考えるのであれば、

200~300円の利益を何回か出せたら、それはもう理想的な展開ではあります。

メルマガ読者の方はご存じのとおり、いずれ18000円を回復する可能性はありますが、

それには政府の「玉」が出てくる必要があり、遅ければそれは●月頃。

だとすると、最大●か月くらい待たされて1000円の値幅を狙ってやきもきするより、

2~300円幅を何回か堅実に利確していったほうが賢いというわけです。

もっとも、それはあくまで現時点での話。

政府の「玉」が出てくれば、17500円を超えた「強気相場」に移行しますし、

「グローバル・リスク」が本格破裂すれば、16500円の「底」が割れて、

最悪、「居心地のいい水準」そのものが下にスライドしてしまいます。

 (イメージとしてはPERのコンセンサスが下にスライドする感じです。
 このあたりは、次号メルマガ(第39号:1月18日発行)で詳しく分析します)

そんなわけで、「次はこうなる」という思惑が、いつも通用するわけではありません。

私としては、このレンジ相場がブレークしたら、

ちょっと大きな動きになりそうですので、それが気がかり。

直近の動きは、「なんか、ヘン」と感じていますので、

その違和感の正体をしっかり見極めつつ、

「安心、安全、堅実」なゾーンをつかまえたいと思います。

ECB(欧州中銀)の緩和が確実視されるのに、欧米株が下落するなど、

ちょっと合理的には説明のつかない事態が複数同時に進行しています。

月末にかけて、重要な政治日程がありますので、

そのあたりの分析をまた次号メルマガ(第39号:1月18日発行)で。

★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ

※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第37号:1月4日発行、第38号:1月11日発行)が届きます。

【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下の3か所にクリックをお願いします↓↓↓】


にほんブログ村 株ブログへ
FC2Blog Ranking

スポンサードリンク

※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場分析、トレード戦略をお伝えすることが目的であり、読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。

あわせて読みたい関連記事