トランプ政権は「場当たり的」で予測不能。
昨日の日経平均は小さく反発。
トランプ政権の「関税」砲により、
大きな下げを経験した直後ですが、
いったんパニックは収束する形で、
下げ止まり、反発しています。
カナダ・メキシコへの「関税」は、
予告どおりに発動されていますが、
自動車は適用を除外されるなど、
一定の配慮も示され始めています。
トランプ氏が乱発する「関税」が、
いかに米国経済に打撃を与えるか、
前号メルマガ（第567号：3月2日）等で、
分析しているところでありますが、
そうしたことをトランプ政権自身が、
認識しつつあるということ自体は、
ひとつの朗報といえるかもしれません。
もっとも、このように恣意的で、
場当たり的な措置が繰り出されて、
いちいち市場を混乱させるあたりが、
本質的な意味での予測不能さであり、
この政権の厄介さであるといえます。
ちょうど中立的な株価位置付近で、
日経平均は様子をうかがう状況ですが、
やはり「政策主導」の相場が続いていき、
次にどんな「玉」が飛び出すのかで、
上にも下にも行き得る状況ですので、
そのつもりで注視が必要であります。
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