昨日の日経平均も調整モード。

寄り付きから少し安く始まって、

一時、21800円台半ばまで下落しました。

しかし、下落の幅もこの程度。

終日にわたってじわりじわりと回復が続き、

引けではきっちりと22000円台に乗せており、

終値は前日比とほぼ同じ(0.06円安)でした。

22000円到達の達成感からの売りは出ましたが、

それを吸収するだけの「先高感」も継続中です。

日銀会合はほとんど材料視されませんでしたが、

今日発足する第4次安倍政権のもとでも、

黒田総裁の続投と「異次元緩和」の継続が見込まれ、

海外勢も「日本売り」の判断には早いとみています。

米国からも「良い話」がひとつ来ました。

FRB議長のイエレン氏の後任として、

トランプ大統領が指名するのは、

FRB理事のパウエル氏になりそうとのこと。

経済状況的に「引き締め」を実施したい米国ですが、

新興国や米国市場への衝撃を最小限にとどめた、

「ハト派的な引き締め」をFRBが継続するかどうかが、

世界市場の最大の関心事のひとつであるといえます。

前号メルマガ(第184号:10月29日)でも書いた通り、

・イエレンFRB議長の続投

・パウエルFRB理事の昇格

・テイラー元財務次官の起用

といった3案が有力視されているところですが、

テイラー氏以外の2氏が次期議長に就任するならば、

市場にとっては安心材料とみられていました。

大統領がパウエル氏の起用に前向きというのが事実なら、

折から進行中の米国バブルには「追い風」といえます。

日経平均にも「追い風」といってよいでしょうから、

ここ数日来の調整モードも早期に終了して、

さらに上を目指す可能性もあるといえます。

もっとも、「パウエル議長」はまだ正式決定ではなく、

次に出てくる報道の如何によっては、

情勢が急変する可能性にも要注意です。

大統領はパウエル氏がお好みでも、

共和党はテイラー氏を推しているとも聞きます。

また、議長が誰であれテイラー氏が副議長になれば、

「タカ派的」な要素が強まるという観測もあり、

そうなれば日経平均も影響を受けかねません。

米国からは「怖い話」もひとつ飛び込みました。

「ロシア疑惑」で捜査・起訴される対象として、

具体的にマナフォート氏の名前が挙がったことです。

トランプ氏の親族とか友人とかいった関係ではなく、

トランプ陣営の選対本部長その人ですので、

起訴内容が事実であれば先の大統領選挙は、

ロシアの介入で勝負が決したと判断されかねません。

捜査と公判には時間がかかるものですから、

ロシア疑惑をめぐる米国の「政治リスク」は、

当面、「様子見」といった状況が続いていますが、

今後の取調べ及び公判と議会共和党の動き次第では、

いよいよ爆弾が大破裂する恐れは燻っています。

これは米国バブルの今後にかかわることであり、

日経平均にも最大級に影響しかねないことですので、

次号メルマガ(第185号:11月5日)でも分析する予定です。

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