「ロシア疑惑」と米国バブル、そして日経平均の展望について。
昨日の日経平均は大幅反発。
22000円という「節目」到達での利確圧力が、
一昨日、あっさりと吸収されたことに加えて、
来年以降も日米の中銀総裁が「ハト派」になり、
市場にとっての好環境が続くという「期待」もあり、
あっさりと「スピード調整」が終了しました。
そろそろ高値圏に達しつつあるころですが、
10月の一連のメルマガで書いてきたように、
日経平均にはまだ「上値余地」があり、
年内に「上限」まで到達する可能性を残しています。
最大の注意点はやはり外部環境です。
5日からの訪日を含むトランプ氏のアジア歴訪後に、
朝鮮半島で「地政学リスク」が激化する恐れが指摘され、
また、米国内ではロシア疑惑や法案審議をめぐって、
大統領の「政治リスク」が再燃する懸念もあります。
一足跳びに大統領が弾劾される可能性はないとはいえ、
米国は来年、中間選挙を控えていますから、
そろそろ議会、特に与党・共和党の議員たちも、
大統領との距離感を鮮明にしたくなる頃ですし、
大統領の側も反抗的な与党議員を牽制すべく、
「刺客」の擁立などを模索しているともいいます。
選挙が身内同士の「仁義なき戦い」となるのは、
別に日本だけの話ではないようです。
日経平均が絶好調で上昇している背景には、
米国バブルの存在があるのは明らかですので、
米国内で政局あるいは政策的なリスクが浮上し、
市場に冷や水が浴びせられると少し厄介です。
国内政治はほぼ無風といってよい状況ですが、
海外で急展開が発生しかねない11月でもあります。
次号メルマガ(第185号:11月5日)では、
こうした材料をひとつづつ点検した上で、
年末までの相場展望を分析してみたいと思います。
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