昨日は、中国GDPの発表で日経平均も少しは下がりましたが、

噂されていたような「10.19ショック」までは発生しませんでした。

GDP伸び率が7%もあるわけがないのは世界中みんな知っており、

6.9%という数字もウソに決まっているのは明らかですから、

別にこんな「虚偽表示」がどう変化しようがどうでもいいのですが、

私自身は今回の発表に習近平政権の「指導力」を感じました。

やはり、習政権は「景気の調整局面を演出するよ」と言っており、

「全治5年」の期限を切って、過去のツケを清算したいようです。

そうであるならば、世界の株価に中国市場が与える影響も、

ずいぶんと読みやすくなってきます。

ともあれ、目先の日経平均は一進一退。

18000円台の値固めに入ったところで、

国内要因の「期待」と外部環境の「不安」の板挟みとなり、

「ど真ん中」のやや下あたりをふわふわと漂っています。

全投資家が10月30日の結果を待っていますが、

まだ、上にも下にも決め手がありません。

誰にとっても「手がかり」がない以上、

こういう時は「待つ」しかありません。

昨日、利益を得るたったひとつの「要諦」として、

「安く買って、高く売る」

と書きましたが、株価は自分でコントロールできません。

自分で販売する商品であれば、付加価値をつけることができますし、

優秀な営業マンなら石ころだって高値で売ることができます。

しかし、株価だけはそういうわけにもいかず、

政府以外の誰かが「価格操作」「株価操縦」をしたら有罪となります。

自分が経営陣なら株高を意図した経営もできますが、

そうでないなら、高値、安値がくるまで「待つ」しかないのです。

誰も「次にどう動くか」という値動きを「予測」できない以上、

「安いときに買って、高いときに売る」

というのが正しい「要諦」であり、「安いとき」「高いとき」は、

それが来るまで、何か月でも、何年でも「待つ」しかないと考えています。

ご存じのように、このブログは、確固とした勝算がある時だけ出動し、

おかしいと思ったらすぐ逃げるというスタイルの「実験劇場」です。

「勝てる時だけ勝負する」というポリシーを徹底して、

ここまで全勝記録(ドローはノーカウント)を伸ばしてきましたが、

そのためには勝負しているより、「待つ」時間のほうがはるかに長いです。

ある意味では、株式投資は「忍」の一字の人生修養です。

だいたいの投資家は、「焦る、慌てる、諦める」で失敗しますが、

投資の最大の「敵」は自分自身。

自分が発する「欲」と「恐怖」で身を滅ぼすことになります。

株価が膠着状態になったこういう時に、どう身を処すかで、

投資人生に大きな大きな差が出るものと考えています。

私自身は今、「10.30以後」のシナリオ想定に全力を挙げています。

前号メルマガ(第78号:10月18日発行)では、

「良いシナリオ」「悪いシナリオ」「そのどちらでもない」

の3つをご提示いたしましたが、

その先に、「2016年相場」が開けてきます。

今年は●以外はほとんど「売りのホトトギス」に徹してきましたが、

来年はぼつぼつと長期目線で買いに回る局面があるかもしれません。

次号メルマガ(第79号:10月25日発行)でまた、詳しく書きます。

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