上昇局面での「乱気流」をどうみるか。
昨日の日経平均は小幅に下落。
一時は利確の売りに押されて、
「4万円」を割り込みましたが、
切り返す力もまだ健在であり、
大台をキープして引けています。
「株はまだまだ上がる」とか、
「株式投資は儲かる」といった、
煽るような言説が広がっており、
市場への参加を検討する人が、
さらに拡大しつつあるとされ、
こうした風潮が加速されれば、
理論上、まだまだ上がることは、
前号メルマガ(第515号:3月3日)で、
あらためて指摘している通りです。
もっとも、昨夜は米国市場で、
不意の乱気流が発生しました。
アップル株の不意の乱調に、
FRB議長発言への警戒が重なり、
思わぬ下げをしたようですが、
上昇基調のさなかであっても、
こうした乱調はしばしば発生し、
投資家を惑わせるものです。
下げるには下げるとしても、
一時的なものにとどまるか、
あるいは上昇相場のトレンドを、
変化させるインパクトがあるか、
よく見極める必要があります。
米国の金融市場の全般には、
憂慮すべき火種があることを、
前号メルマガで述べていますが、
実際に出てくる材料を見極めた上で、
次号メルマガ(第516号:3月10日)で、
あらためて詳しく点検する予定です。
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