日本への期待と海外の不安。
昨日の日経平均は続伸。
前夜の米国株安の流れを受け、
日本市場も下げると思いきや、
結局のところ買いが集まって、
大きな値幅で上昇をしました。
海外市場が不調であるのに、
日本市場に資金が集まるという、
この上昇局面に特有の現象が、
今週も続いているわけであり、
海外勢をはじめ市場参加者が、
日本への注目を継続しており、
もっと上を目指す可能性を、
このことは示唆しています。
この場合の「上値メド」について、
前号メルマガ（第478号：6月18日）で、
考察しているところでありますが、
日本市場がずっと上昇を続けて、
バブルに至るという可能性を、
内包しているものといえます。
もっとも、海外の不安の一方、
日本が注目されるというのは、
ある意味、「程度の問題」でもあり、
一定以上の大ごとになったなら、
日本市場を含む世界の株式市場が、
激震に見舞われかねないことも、
あわせて注意が必要でしょう。
米国の金融市場の不安定さや、
中国やロシアをめぐる問題など、
ひとたび破裂してしまったなら、
超がつくほどの大ごとになる、
不安の種はいくつも控えており、
それらの深刻さを睨みながらの、
日本株の上昇でもあります。
状況が変化した際にはすぐに、
適宜適切な動きができるよう、
常に気を配る必要もあるため、
次号メルマガ（第479号：6月25日）で、
あらためてそれら海外要因についても、
分析と考察をする予定であります。
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