「大納会」への期待と「大発会」からの不安。
昨日の日経平均は大幅反発。
今月半ばからの下げを挽回し、
2万9千円の「大台」に乗せました。
いくつか良い情報はありますが、
これほどの急上昇をもたらすほど、
良い材料が出たわけではなく、
実際、売買代金は膨らまず、
「薄商い」といえる状況ですが、
年末に特有の値動きとして、
大納会に向けて上昇するという、
不思議な現象があり得ることは、
前号メルマガ(第401号:12月26日)で、
指摘しているところであります。
一応、節目の株価でもありますし、
本来ならこのあたりの「株価位置」は、
利確の売りに押され易いはずですが、
今日、明日と年末要因が継続して、
一段高となって終わるかどうかを、
よく見極めていきたいところです。
ただし、年末要因が原因ならば、
今回の反転からの上昇局面が、
ずっと続くとは限らないわけです。
新年早々の株式市場の動きは、
おのずと制約を受ける恐れがあり、
そうしたことを踏まえた上で、
年末年始を過ごす必要があります。
日本国内でもオミクロン株などが、
次第に広まっているところであり、
一定以上の感染者数が出るなら、
一定の制約や規制はあり得ます。
正月を終えて大発会を迎える頃、
世間の空気が変わってないかを、
よく確認しつつ臨みたいところです。
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