債務上限の「原則合意」と日経平均の「上値余地」。
先週の日経平均は再上昇へ。
週半ばの「スピード調整」で、
幾分、アクが抜けたこともあり、
週末にかけてまた上昇となり、
3万1千円ラインに近接しました。
この間、「稼ぐ力」が増大して、
上値余地が拡大しているのも、
前号メルマガ（第475号：5月28日）で、
確認しているところであります。
例の米国の債務上限問題は、
大統領と下院議長の間で、
双方が譲歩と歩み寄りを示し、
原則としての合意が成立し、
関係者を少し安堵させています。
「デフォルト」させないことが、
長年にわたる与野党の両党での、
基本的な大原則でもあったため、
どれほど揉めても最後の最後に、
妥協が成立するであろうとは、
大方の人が考えてきましたが、
今回はあえて「デフォルト」とし、
政権に打撃を与えたい勢力が、
それなりの力を持っているため、
大丈夫だろうとは思っていても、
最後まで不安が残っているのです。
週末の原則合意の報道を受け、
本日以降の日経平均は上昇し、
さらに上値を目指す公算が、
高まっているといえますが、
債務上限の議会手続きなど、
まだ不透明要素があることを、
しっかり肝に銘じた上で、
適宜適切に動きたい局面です。
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