米「原則合意」の上昇圧力とその後の注意点。
昨日の日経平均は大幅上昇。
3万1千円ラインを大きく超え、
一時600円超の上昇となりました。
例の米国の債務上限の問題が、
「原則合意」となったことで、
世界的に安心感が広がっています。
日本市場への資金の流入は、
もはやブームの様相を呈しており、
「買うから上がる、上がるから買う」で、
上昇圧力が継続している状況です。
この先、当面の上値メドについて、
前号メルマガ(第475号:5月28日)で、
株価位置をお示ししていますが、
この相場環境が維持される限り、
折からの「稼ぐ力」の増大もあって、
まだ相当に上昇余地があります。
もっとも。
債務上限問題の議会手続きに、
まだ一抹の不安が残ることや、
「デフォルト」が回避されても、
「格下げ」の懸念があることも、
念頭に置いておきたいところ。
また、これほどの株高による、
物価に対する上昇圧力をみて、
当局が経済政策をどうするか、
考えておくべきでもあります。
超長期で上昇が続くにしても、
一定の下落や調整をこなして、
次の上昇圧力が導かれます。
いずれにせよ相場をめぐる、
諸情勢に推移に敏感になり、
適宜適切に動いてゆく努力が、
引き続き必要な局面であります。
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