日経平均の「上値余地」。
(午前0時半の更新です)
日経平均は20年ぶりの高値を更新。
衆院選は始まった途端にもう、
なんだか「消化試合」の様相を呈しています。
各社・各機関による序盤戦の情勢調査によっても、
選挙後に予想される「次のヤマ場」への警戒が、
少しづつしぼんでいく形になっています。
今回の上昇局面は衆院選の推移と連動しており、
与党の勝ち色が濃くなっていくにしたがって、
ふわりふわりと上昇が続いてきたわけですが、
2015年の高値更新時とは大きく様相が異なります。
2年前は連日の如く「高値異常値上限」に引っかかり、
アラートが鳴り響く中での上昇でしたが、
今回はまだまだ「上値余地」を残しての、
やや余裕のある上昇といえます。
前号メルマガ(第181号:10月8日)に書いた、
「居心地のいい水準」に照らして考えるならば、
今世紀の最高値を更新した今もなお、
日経平均は「やや弱気」といっても良い状況です。
国内政治は与党側が相当に安泰の模様で、
「地政学リスク」の破裂ももう少し先です。
為替はちょっとだけ円高に動いてはいますが、
それを吹き飛ばす米国株高の「追い風」もあります。
さらにそこに現在の日本企業の「稼ぐ力」と、
日銀等による「株価操縦」を組み合わせれば、
日経平均は「弱気」から「ど真ん中」に戻すだけでも、
まだまだ上昇余力を残しているといえます。
さて、どこまで上昇するのでしょうか。
前号メルマガでも相場展望を見立てた通り、
当然ながら「上値余地」いっぱいまでの上昇には、
「内外の情勢が波静かで穏やか」であることが、
最も重要であることは間違いありません。
その意味では「地政学リスク」が「中休み」とはいえ、
水面下で「危機」のマグニチュードはむしろ増大中であり、
万一、破裂した際は凄まじいインパクトになります。
基本的に前号と同様のシナリオではありますが、
次号メルマガ(第182号:10月15日)では、
「天井」となる日経平均の「上値余地」と、
その達成を阻害する要因を今一度、整理した上で、
秋から年末にかけての相場展望を分析する予定です。
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