「上値余地」と「失速」の要因。
昨日の日経平均は反発。
値幅は大きくありませんが、
下げる要素もみられないため、
高値圏での推移が続いています。
内外の相場環境と上下材料について、
前号メルマガ(第470号:4月23日)で、
詳しく点検しているところでありますが、
当面は上昇するだけの理由もあり、
また上値の余地もある状況です。
日本政府が外国人政策について、
さらに踏み込んだ方針を打ち出し、
日本経済の長期的な先行きに、
新たな期待を生んでいることも、
無視できない要因とえいます。
もっとも。
高値圏で推移する際には、
上値をとればとるほど、
高値であることそれ自体が、
不安心理の要因になります。
米欧はじめ世界の各国は、
危機を封じ込めたとはいえ、
脆弱性はむしろ増しており、
常に新たな危機の兆しが、
胎動し続けている状況です。
重要日程も控えていますので、
この上昇局面がどこまで続き、
どこで失速するのかの点を、
冷静に見極めたい局面です。
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