「植田総裁」のもとで迎える正念場。
先週の日経平均は膠着状態。
非常に狭い値幅を上下して、
ちょうど中立的な株価位置で、
週を終えることになりました。
日銀の「次期総裁」として、
事前のリーク報道を覆して、
「大サプライズ」の人選が、
週末に飛び込んできた時点では、
市場は瞬間的に荒れかけましたが、
早々に「火消し」のコメントが出て、
動揺の鎮静化が図られました。
今後は「植田総裁」の発言を、
全世界が注視するとみられており、
国会の同意人事の審議過程などで、
どのような方針が示されるかが、
市場を決定的に左右しそうですが、
いずれにせよここからしばらくが、
気の抜けないヤマ場であることは、
前号メルマガ(第460号:2月12日)で、
詳しく分析しているところです。
「異次元緩和」からの「出口」という、
極めて困難で危険なミッションが、
どのように達成されるのかについて、
黒田体制は何も語らずに退陣し、
「植田総裁」に託すわけであり、
いよいよ「その時」が来るのを、
市場も熱く注視している状況で、
今年の春を迎えようとしています。
ここからが日本経済にとっても、
また投資家一人ひとりにとっても、
本当の正念場といえます。
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