想定される当局の「玉」と新たな不安材料の台頭。
昨日の日経平均は久々に反発。
特段、新しい悪材料が出ずに、
下げ止まりの格好となったことで、
終日にわたり買い戻されました。
ここ4日間の下げが急すぎたため、
ある程度の値幅での反発となりました。
「バブルの燃料」の供給が続きますし、
当局にもまだ「玉」があるために、
売り、売りで追いかけていくのは、
やはりリスクがある局面といえます。
もっとも、このまま反転上昇が続き、
上値を更新する展開になるには、
いくつもの前提条件が必要です。
日米政府をはじめ各国の当局は、
景気回復と株高維持に躍起ですが、
効果的な「玉」が出せるかは、
なんともまだ不透明といえますし、
たとえ良い「玉」を出したとしても、
それがかえって思わぬ波乱材料となり、
株式市場を攪乱する恐れも否定できず、
いずれにせよ注意が必要といえます。
地政学リスクやサプライチェーン不安など、
相場環境に痛撃を与えかねない要因も、
いくつか燻っているのは確かですので、
それらを踏まえて整理した上で、
次号メルマガ（第362号：3月28日）で、
今後の株価展望を分析する予定です。
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