「貿易戦争」の次に来るもの。
(午前0時の更新です)
昨日の日経平均は8日連続の続伸。
前日、前々日とほぼ同じ展開で、
3度目の「23000円トライ」に失敗した後、
前日終値付近まで値を消して引けており、
相変わらず「23000円の攻防」が続いています。
売り買いとも決め手を欠く膠着状態ですが、
ちょっと良い兆しとしては市場参加者が増え、
売買代金が膨らんできたことがあります。
東証一部の売買代金は2兆6千億円を超え、
だんだん暖まってきた感じもします。
前号メルマガ(第227号:8月26日)でも触れた、
安倍政権の「玉」も意識されてくる頃です。
「23000円の攻防」をなんとか乗り越え、
「下落はない」という認識が共有されれば、
膠着相場の後にしばしばそうなるように、
一時的にぽーんと上昇する可能性はあります。
逆に言えば今日で連騰が止まるようならば、
せっかく温まりかけた空気が再び冷え、
ちょっと大きな売りが試されやすくなります。
いずれにせよ、膠着状態が続いた後には、
大きな動きが発生するものです。
その意味で今日の終値において、
「23000円ライン」を超えているかどうかは、
「9月相場」の初動を占うという意味で、
無視できない分水嶺といえそうです。
もっとも、「23000円ライン」をクリアして、
9月の頭にぽーんと上がる局面があっても、
永続的に上昇が続くとも考えづらいところ。
米中をはじめとする「貿易戦争」が、
穏やかに収束していく確証は誰にもなく、
中東も東アジアも「地政学リスク」が燻ります。
「トランプ流」の交渉術にはいつも、
ある一定のリズムがありますから、
「観客」である有権者を飽きさせないよう、
早晩、次のアクションがとられるはずです。
「貿易戦争」の「次の一手」も気になりますが、
ちょっと気になるのは「貿易戦争」の次に、
より危険なドラマが演出されそうな気配です。
世界が経済ばかりに注目しているところに、
目先を変える新展開がもたらされるならば、
市場へはまた別のインパクトがありますので、
次号メルマガ(第228号:9月2日)で触れる予定です。
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