世界の市場は何を警戒しているのか。
昨日の日経平均は反発。
当局の「利上げ減速」発言を受け、
前夜に米国株の上昇した影響で、
日経平均も5日ぶりの反発です。
もっとも、パウエル議長の発言は、
「利上げ減速」ではありますが、
「利上げ停止」や「利下げ」ではなく、
「引き締め」はまだ続くことを、
昨日も指摘しているところです。
実際、昨夜の米国市場は反落し、
冷静に戻りつつあるようにみえ、
日経平均の反発局面についても、
追い風が続く様子はみられません。
最も大切なのは世界の景気と経済が、
どこに向かっているかでありますが、
これについてはまだ楽観的な材料は、
これといってみられないという一方で、
各地に巨大な不安が燻る状況です。
中国、ロシア、日本の国内状況と、
予断を許さぬ材料も増えており、
世界的に警戒は解かれていません。
この「12月相場」から来年にかけて、
何が起こり得るのかという点は、
しっかり押さえておきたいですので、
次号メルマガ(第450号:12月4日)で、
あらためて詳しく整理した上で、
今後の株価展望について分析します。
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