下落局面と景気刺激策、「国政選挙のアノマリー」など。
昨日の日経平均は反発。
大きな値幅での暴落があった後、
いったん下げ止まりとなったなら、
大きめの反発が発生するということは、
いつものパターンでありますので、
昨日も下げ止まりとみられるや、
一斉に買い戻しが発生しました。
前号メルマガ(第426号:6月19日)で、
「居心地のいい水準」から割り出した、
例の株価位置でいったん下げ止まり、
反発に転じたことになりますので、
ひとまず安心といったところでしょうか。
米国のバイデン大統領の発言で、
景気後退を回避する意欲をみせ、
米国市場に安心感が広がるなどで、
一定の期待と安心感もあります。
また、今日から参院選が始まりますが、
「国政選挙は買い」のアノマリーが、
ある程度、意識される可能性もあり、
ともすれば票を減らしそうな与党に、
何らかの株価対策を模索する動きが、
期待されていることもありましょう。
もっとも、それら反発の材料が、
経済と株価のトレンドを反転させ、
継続的な上昇をもたらすかどうか、
やはり注意が必要といえます。
物価高を抑制していくことと、
景気を刺激していくことは、
基本的に相容れない部分があり、
それゆえに大幅な株価下落が、
これまで発生したわけです。
ひとまずこの反発を見極めつつ、
株価がどこへ向かっていくのか、
冷静に考察し、読み切っていき、
次の一手を打っていきたい局面です。
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