「日本売り」の兆しと今後の戦略。
先週の日経平均は大幅下落。
世界的な物価上昇が止まらず、
むしろ加速する兆候もあるため、
米欧などは「引き締め」を強化。
景気を冷やすことを百も承知で、
物価抑制を優先する姿勢を示し、
株式市場は大幅下落となりました。
いったんリバウンドしたところから、
再び「底」を探る展開となって、
かなりきつい下げになりましたが、
日本についてはまた別の不安が、
そろりと台頭してきていることを、
前号メルマガ(第426号:6月19日)で、
詳しく述べているところであります。
世界が「引き締め」を強めるなか、
日本のみが「緩和」から動けず、
物価高も「円安」もそっちのけで、
長期金利を維持することだけに、
金融政策を集中させていることで、
いったいどんな未来を招くのかが、
世界中で議論され始めています。
すでに「日本売り」の兆しがあり、
日銀は必死でこれから防衛すべく、
全精力を費やそうとしています。
日銀がうまく防衛し切れるなら、
ひとまずは良いことでしょうが、
しかし、その弊害も大きいです。
一方、金利の維持に失敗したら、
背筋が凍る未来になりかねず、
大変な時代に直面してしまいます。
再び崩れてきた日経平均とともに、
金利による財政や通貨の問題も、
投資家は注目しておくべきですので、
前号メルマガでの指摘等を踏まえて、
今後の戦略を考えたいところです。
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