岸田政権は「物価、金利、為替」にどう対処するのか。
昨日の日経平均は続伸。
もっとも上昇幅は小幅であり、
手がかりに乏しく様子見のなか、
上値も意識される展開でした。
ウクライナにおける戦争は、
「停戦」の機運が後退して、
戦闘の長期化が懸念され、
露軍によるとされる蛮行で、
ロシアに対する「制裁」が、
さらに強化、長期化しそうです。
「制裁」の長期化が何を意味するか、
前号メルマガ(第415号:4月3日)で、
詳しく点検しているところですが、
ロシア経済を苦しめるだけでなく、
世界経済の全体も「返り血」で、
物価上昇などの悪影響を受け、
金融当局がこうした事態に、
対処せざるを得なくなります。
案の定というべきでしょうか、
昨夜は米国の金融当局の中から、
かなりタカ派のコメントが出て、
米国株を下げてしまっています。
米国が引き締めを加速する一方、
日本は微動だにできないことで、
為替もまた動く可能性があり、
それらが日本経済と日本株に、
何をもたらしていくのかは、
よく考えておく必要があります。
岸田政権もこのあたりの事情は、
もう無関心ではいられませんが、
政策的な選択肢は限定されており、
「正念場」になる恐れがあるため、
次号メルマガ(第416号:4月10日)で、
懸念点の今後のシナリオを整理して、
あらためて詳しく分析する予定です。
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